まず、ビデオ会議ツール「Zoom」のURLからネット自習室アクセスします。生徒はZoomのビデオ機能をオンにして、手元を映しだすことで、自習の様子を共有。学習につまづいた場合は、カメラ画像を参考にしながら、TAがチャットで指導します。もちろん、カメラ機能を使わず、チャットのみで参加することも可能です。

ネット自習室の使い方は、生徒によってさまざまです。

 

ネットコースでは、週に一回、「基礎学習」（国語・数学・英語）の時間を設けています。基礎学習は、講義と教材が一体となったオリジナルアプリ「N予備校」を活用して個別に進め、時間内に目標の学習範囲が終わらなかった生徒が、「ネット自習室」に移動して、そのまま勉強を続けることもあります。

 

また、授業前に「ネット自習室」に入って自主学習をする生徒や、講義に備えZoomの動作確認をするために訪れる生徒もいます。

 

 

 

学習に取り組む目的さえあれば、誰でもウェルカムなネット自習室ですが、「利用するにはハードルが高い」と感じている生徒もいるようです。

多くの生徒がもっと気軽に利用できるようにという思いから、TAによるイベントを不定期で開催しています。

 

ある日の授業の終わり際に、担任の先生がイベントのアナウンスをしたところ、

初めてネット自習室を利用するという生徒、久しぶりにきたという生徒、よく利用している生徒、たくさんの生徒がネット自習室に集まりました。

 

 

イベント当日に取り組んだミニゲームは、推理カードゲーム「ワードウルフ」です。共通のお題が配られた多数派（市民）に対し、微妙にちがうお題が配られた少数派（ワードウルフ）を、話し合いで探し出します。

 

TAがルールを説明したあと、ゲーム開始。話し合いは、Zoomのチャット欄を使用しました。スリリングな駆け引きを生徒は楽しんだようです。

 

 

こうしたイベントは、今後も開催する予定です。ネット自習室に定期的に通うことは、自学自習の習慣化につながります。

より多くの生徒が気軽に利用できように創意工夫をしながら、学ぶ意欲を育む場として提供していきたいと思っています。