N中等部ブログ
【池袋】無限に広がる”学び”のセカイへ!~公園で学ぼう企画~
先日池袋キャンパスで、N中等部のカリキュラム「公園企画(自由選択学習 「in the park」)」を実施しました。
公園企画は「冒険教育」をベースにしたカリキュラムです。冒険教育とは、冒険=アドベンチャーを活用した教育手法で、青少年の人間形成や人間関係づくり、内面の成長を促す手法のこと。
例えば、「大勢の前で自分の意見を述べる」「友だちと新しい体験をする」といったことも、冒険教育のひとつです。
当日は爽やかな秋晴れに恵まれ、絶好の“公園日和”となりました!
今回は公園企画の模様を紹介します。
生徒たちと向かったのは、池袋キャンパスから徒歩7分ほどの距離にある公園です。安全に注意しながら、生徒同士で会話を楽しみ公園へ向かいました。
公園に到着後、以下のルールを改めて伝えました。
・キャンパスに戻る時間までは公園内で過ごすこと(公園の外に出ない)
・キャンパスの「グランドルール」を守って遊ぶこと
・怪我をしたら必ず報告すること
ルールを共有した後は、早速アクティビティの開始です。「この遊びを一緒にやろう!」「あっちの遊具が気になる!」と、テンションが上がる生徒たち!
「何をするか」「どのような方法で遊ぶか」は、生徒が主体となって話し合い、教職員は監督者となって生徒たちを見守ります。
その都度生徒同士で話し合いながら、多数のアクティビティを行いました。
「ドロケイ」では、泥棒チーム・警察チームに分かれて、事前に作戦会議。「どうやって警察チームから逃げ切るか」「どのような方法泥棒チームを追い詰めるか」、それぞれのチームで作戦を練ってゲームスタート!
公園の敷地をフル活用して、警察チームも泥棒チームも全速力で駆け回ります。警察チームが泥棒チームを捕まえ、今回の勝負は警察チームが勝利を収めました。
フィンランド発祥のスポーツ「モルック」もしました。ゲームのルールはシンプルで、モルック(木製の棒)を投げ、倒れたスキットル(木製のピン)の内容で点数を判断。50点ピッタリになるまで得点した方が勝利です。今回は2~3人のチームに分かれて、勝敗を競いました。
得点の計算もしながら、成功した時にはチームメンバーで肘タッチをして喜び合ったり、失敗した仲間には「ドンマイ」と声をかけたり。チームワークを通して、友だちとの間に一体感が生まれていました。
また、公園に隣接するプレーパークで遊ぶ生徒も。プレーパークは既存の遊具が存在しない「冒険遊び場」とも呼ばれる場です。砂場には、大きなスコップを持って深い穴を掘る生徒の姿が……。
プレーパークのスタッフから「この間、中学生が2メートル以上の穴を掘ってたよ!」という話を聞いたそうで、「自分たちもやってみよう!」と果敢にチャレンジしていました。
他にも手押しポンプの井戸を動かしたり、道具を使って器用に遊んだり。自然のフィールドでは、創意工夫をして楽しんでいました。
発見と学びが無限に広がる公園のセカイ。青空の下でのびのびと体を動かしながら、「21世紀型スキル学習」で日々学んでいるる思考力やコミュニケーション力、協働力を高める機会になりました。
生徒たちからは「楽しかった!」「また公園に行って、みんなで遊びたい!」というコメントが寄せられています。
キャンパスで得る学び、キャンパス外で実践する学び、どちらも大切にしながら、生徒一人ひとりの力を伸ばしていけたらと思います。