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【ネットコース】自分の“好き”からみんなが知ってるお菓子をリデザイン

 

N中等部ネットコースでは、一人ひとりが将来をより良く生きていくための教育プログラム「21世紀型スキル学習」の授業を行っています。

 

21世紀型スキル学習で身に付けたスキルを社会の中でどのように使うのかを学ぶ授業が「PBL(プロジェクト学習)」です。

 

PBLでは課題解決のプログラム「QAIKETSU」、価値創造のプログラム「SOWZO」のふたつのパートがあります(※1)。

 

※1 授業の内容は年度ごとに異なります。

 

今回はSOWZOの授業についてお話します。

SOWZOは、デザイン思考や意味のイノベーションのプロセスをベースに作成された価値創造のプログラムです。

自分のこだわりをきっかけに、他者にも喜んでもらえるアイデアの発想法を学び、実践しています。

 

取り組んだテーマは「自分の“好き”からみんなが知ってるお菓子をリデザインする」。

生徒たちは自分視点でアイデアをまとめ、課題解決のプロセスを重ねた上で、理想のお菓子を完成させました。その過程をある生徒のスライドとともに紹介します。

 

まずは自分の好きなお菓子を手元に用意して食べることからスタート。普段はあまり意識しない点(見た目、食感、におい、後味、食べ方など)に目を向け、実食しながら気付いたことをまとめました。

 

この生徒はかっぱえびせんのご当地シリーズが好きとのこと。

ワークシートにはかっぱえびせんを「どんな時に食べたいか」「どんな風に食べてるか」「なんで食べたくなるか」「どこで食べたい?」などを書き込んでいきます。

 

 

ワークシートを書き終えた後、グループに分かれて自分の好きなお菓子についての発表を行いました。どんなところが好きか、なんのために食べるかなど、具体的に好きなポイントを伝え合います。

 

 

生徒は箸でかっぱえびせんを食べることにこだわりがある様子。

スナック菓子の食べ方は人それぞれ違うようで、ポテトチップスを手で食べるか、箸で食べるか、盛り上がっているグループもありました。

 

他の生徒の発表を聞いて、自分にはなかった視点や気づきを発見した生徒たち。発表を経て、再度ワークシートに気づいたことを記入します。

 

 

次に、前回の実食を通して気づいた自分の“好き”をベースに「もっとこうだったらいいのに」と思うことを考えていきます。
「食べる時に手を汚したくない」「こだわりを見つけたい」など、改善点・願望を書き込んでいきました。

 

 

続いて、思いついた「もっとこうだったらいいのに」を実現するアイデアを考えました。味やパッケージ、量・サイズなどの改善点や願望、アイデアをワークシートに記入します。

 

生徒は普段かっぱえびせんを箸で食べるため、「箸で取りやすいようにしたい」「箸ではなくスプーンで食べる?」などのアイデアが生まれていました。

 

 

ここで21世紀型スキル学習の授業で学んできた「批判的思考(自分や他者の思い込みを問い直すことで新しいアイデアを生み出すための思考スキル)」を取り入れ、アイデアをブラッシュアップ。

 

自分自身のアイデアに、「そもそも?」「本当に?」「絶対に?」と自分自身で疑問を投げかけていきました。

例えば、「かっぱえびせんを箸でつまみやすいサイズにしたい」というアイデアに対しては「箸で取りやすくしなきゃだめ?」「箸で食べなきゃだめ?」「箸でつまみやすいサイズじゃなきゃだめ?」と多角的に問いかけます。

 

 

自分で投げかけた問いに対して自分自身で思考した結果、「食べやすい専用スコップ的なものがあるといいかも」「あられみたいに小さくして量を増やせばいっぱい食べられるかも」と、アイデアがブラッシュアップされていきました。

 

 

そのアイデアをもとに、いよいよ設計図を作成。「そのお菓子で得られること」「お菓子のアイデア」「元のお菓子を改善・強化したポイント」などをまとめます。

 

かっぱえびせんのご当地シリーズを食べるのが好きで、なおかつ、手を汚さずに食べたいと考えていた生徒は、伸び縮みする専用スコップをつくり、自分が好きな味を心ゆくまで楽しめるアイデアを考えました。文字の色、フォント、見やすさ、イラストにも趣向を凝らしています。

 

 

他の生徒4名の設計図も紹介します。

 

1.レーズンサンドを食べやすくアレンジ

レーズンサンドを一口サイズに。よりおいしく、食べやすくなったレーズンサンドを創造しました。

 

 

2.鳩サブレーを進化させました

鳩サブレーのサイズを小さくしてよもぎ味に変化。手の込んだパッケージにも注目です。

 

 

3.食感にこだわったミルフィーユを考えました

一口で4層の食感を楽しめるミルフィーユのアイデア。ノーマルポテチ、ふわっとポテチ、ギザギザポテチの間にほどよい甘みのさつまいもが入っています。

 

 

4.あまり馴染みのない落雁(らくがん)を手軽に食べられるようにアレンジ

普段あまり馴染みのない落雁。上品な甘さを手軽に味わえるアイデアをまとめました。

 

 

授業の最終日には、グループに分かれて設計図の発表会を行いました。

 

フィードバックの時間が設けられているため、聞き手側は他の生徒の発表をよりていねいに傾聴。発表者に対して良かったことや、意見をフィードバックしました。

 

発表者側はフィードバックを受けとることで客観的視点を知ることができました。他者の視点を客観的に受け止めることは、判断する力を養うだけではなく、今後の発表方法や資料作成のレベルアップにもつながります。

 

SOWZOの授業を通して、生徒たちからはさまざまな声が寄せられました。

 

・今まで自分の“好き”を深く意識したことがなかったから、今回の授業で気づけて面白かった

・他の人のアイデアが自分では絶対に思いつかないものだったのでとても勉強になった

・普段何気なく食べているものや使っているものも、批判的思考で考えれば今より良くなる可能性があるかもしれない

・頭の中で考えていることを言葉にするのは意外と難しい

・相手に自分の考えが伝わるように色使いやフォントなど工夫しながら設計図を作り込んでいく中で、他者視点で資料を作ることの大切さが分かった

 

アイデアを創造してカタチにしたことで自分のモノの見方や価値観について新たな気づきがあったようです。

今後も生徒自身の価値観を大切にしながら、多様な価値創造に挑戦する機会を提供していきます。

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