N中等部ブログ
【横浜】 SDGsから考える社会課題の新サービスプロジェクト
こんにちは、N中等部横浜キャンパスです。
今回は、週1コース生と週5コース生(※1)が取り組んだ課題解決型学習プログラム「プロジェクトN(※2)」「社会課題の新サービスプロジェクト」での様子についてお伝えします。
※1 N中等部の通学コースは週5日・週3日・週1日の3つの通学スタイルを用意しています。
※2 プロジェクトNとはN高等学校・S高等学校で実践しているPBL(プロジェクト学習)のひとつで「社会で活躍するための知識やスキルを身につける」ことを目的としています。
この授業は、持続可能な開発目標「SDGs」の17の目標の中から、生徒それぞれが興味を持った目標を1つ選ぶことから始まりました。
そして選んだSDGs目標に関連して、どのような社会問題が起きているのか、各企業がどのような活動に取り組み、目標達成を目指しているのかなどについて調べていきました。
調べてみると想像していたよりも身の回りには多くの社会問題があり、また企業が事業とは一見関連がないようなテーマでSDGs目標達成にむけて取り組んでいることに気づいたり、多くの学びがあったようです。
中盤からは、発表にむけて準備を進めました。
個人ワークかグループワークかを選択し、それぞれが決めたSDGsの目標達成にむけて、見つけた社会課題から解決するための新サービスの考案までをまとめていきました。
新サービスを考案するところでは、かなり苦戦をする生徒も多くいました。
せっかくアイデアを思いついても、調べてみるとすでに施行されているサービスが多かったようで、オリジナルな取り組みにするためにティーチング・アシスタントに相談してみたり、グループで話し合ってみたりしながら独自の取り組みを考え出していました。
特に週1コースの生徒にとっては、限られた時間での取り組みで大変だったと思いますが、最終的には全ての生徒が考えをまとめ、サービスやそれを行うことによって生まれるメリットや懸念点までを考察し、キャンパス内で発表することができました。
簡単にですが、発表内容について2つご紹介します。
SDGs目標14 海の豊かさを守ろう
社会課題「海にあるペットボトルゴミ問題」
サービス
・マイ・ペットボトルを義務化する
・ボトルを配布してコードなどを発行し、捨てられていても誰のものか調べるとすぐわかる方式にする
・店での販売方法や自動販売機を改良し、詰め替え式へ変更する
SDGs目標14 海の豊かさを守ろう
社会課題「ポイ捨て問題」
サービス
・捨てることで得するゴミ箱:ゴミを捨てるたびに専用アプリにポイントが加算され、一定数貯まると現金等に変換できるシステム
今回の授業を通して、生徒たちはこれまで気づいていなかった社会課題やSDGsの意義、取り組みなどを学び、自分なりの解決策を考える課題発見、解決能力や思考力を育むことができました。