N中等部ブログ
【新宿】コーチング(個別面談)で”なりたい自分”をイメージする
N中等部では、月に一度、担任の先生と生徒の一対一によるコーチング(個別面談)の時間を設けています。
コーチングとは、対話を通して考えを深め、自分の未来を描くための「創造力」と、実行するための「自発性」を養うためのコミュニケーション方法です。
担任の先生が生徒のコーチ役となり、目標の設定や、目標達成の計画をサポート。いずれは、生徒が自分自身でPDCA(※)を考えられるようになることを目指しています。
※プロセス管理方法。計画(Plan)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)を通して継続的な質の向上を目指す。
新宿キャンパスでは、4月から6月のコーチングは、担任の先生と交流を深める時間としていました。「最近はどんなものが好き?」「空いた時間はなにをしててる?」と、雑談も交えながら、自分自身のことをお互いに話していきます。
7月以降は、学習面・生活面に軸を置いたコーチングに少しつずつシフトしていきます。
学習面では、学習計画・目標の設定、目標までのステップを、生活面では、生活習慣の見直し、友だちづくりの方法などを生徒と一緒に考えていきます。他にも、進路や、夢の実現のためのプロセスを話し合うことも。
また、上の写真のように、明確にイメージを思い浮かべるために、ホワイトボードやメモを使って、プロセスを提示していくケースもあります。”なりたい自分”に近づくために、どんな行動をしていくべきなのか、一人ひとりに合った方法で対話を進めています。
担任の先生からアドバイスをすることはありますが、実践するかは生徒に委ねています。対話のなかで、自分と向き合い、自分のことを考えていくのが、コーチングの役割です。
最初は緊張していた様子の生徒たちでしたが、対話を重ねていくうちに、肩の力を抜いて話せるようになりました。なかには「今までどのように勉強を進めて良いか分からなかったけど、夏に向けて、どう学習していけばいいか分かった!」という声も。コーチングを通して、生徒に前向きな変化が起こっていることを実感します。
生徒たちの日々の成長をそばで見守れることは、教職員にとって嬉しいことです。夢へのサポート役として、生徒が本来持っている可能性を最大限発揮できる方法を、一緒に考えていきます。