N中等部ブログ
【秋葉原】ICTスキルを活用して文化祭の準備をしよう

N中等部では11月に各キャンパスで文化祭を実施します。秋葉原キャンパスでは、生徒が主体となって文化祭準備を進めてきました。
中心になって支えてくれたのは有志の生徒からなる文化祭実行委員会のメンバーで、さまざまな企画が考案されています。
これらの準備には、N中等部で日々学んでいる「ICTスキル」が活かされていました。
今回は文化祭実行委員の係の生徒にスポットを当て、実際どのようにICTスキルを発揮していたのか、その活動内容を追っていきます。
毎朝、授業前に行っているはじまりの会で、文化祭実行委員の「音響係」から生徒に向けてアナウンスがありました。
その内容は、「文化祭当日にBGMとして流したい曲をリクエストして欲しい」というもの。
リクエストを集うために、Google フォーム(※1)のアンケート機能を活用。アンケートの共有にはチャットツール「Slack」を使用しています。アナウンスを聞き、共有されたアンケートを生徒たちが確認していました。
※Googleフォーム…IT企業であるGoogle社が提供するサービス。レジャーの計画、イベント参加者の管理、ミニ投票などを行うことが可能。
昼休みには「出展管理係」の生徒がMacBookを片手に、出店希望の生徒に声掛けをしていました。
文化祭で出展を希望する生徒は企画書を提出することになっています。この企画書は、各自が「Google スプレッドシート」(※2)で作成。企画書の編集状況は、リアルタイムで出展管理係に共有されています。
そのため、まだ企画書が完成していない出展希望の生徒に「締め切りが近付いているので、企画書を書いてね」と呼びかけていました。
※2 Google スプレッドシート…他のユーザーと一緒にExcelファイルの編集ができる、Googleの無料サービス。「Googleドキュメント」や「Googleフォーム」 といった他のアプリケーションとの連動も可能。

放課後には文化祭実行委員の定例会議が行われました。まず各係の担当作業の進捗状況を発表していきます。
発表の際はMacBookをモニターに接続して情報を全員にシェア。それぞれの進捗状況はGoogle スプレッドシートに表としてまとめていきます。
モニターを確認しながら、情報をリアルタイムで編集。会議の様子を見守っていた書記係の生徒は、Google ドキュメント(※3)で議事録を作成していました。
※3 Google ドキュメント…他のユーザーと一緒に文章ファイルの編集ができる、Googleの無料サービス。
終盤に議事録をモニターに映し出し、今回の会議で話し合った内容や決定事項についての振り返りを行います。最後に次の会議で話し合う内容を決めて、文化祭実行委員会議は終了です。


会議ではさまざまな内容がディスカッションされていました。そのうちの1つが、文化祭のスローガンの装飾。
話し合った結果、キャンパスの壁や玄関に文化祭のスローガンを紙に出力して展示することになり、会議終了後、「装飾係」の生徒が早速作業に入っていました。
スローガンを出力するにあたって、デザイン性の高い特殊なフォントをダウンロード。どのようなデザインにするかアイデアを練っていました。

準備期間中には、生徒たちの多様なスキルが存分に発揮されていました。各種ICTツールを有効活用することで、よりスピーディかつ確実にやりとりを進めることが可能です。
こうした運営方法は、教職員がアドバイスしたわけではなく、全て生徒たちが主体となって考え実行してます。
それぞれが自分の役割に真剣に向き合い、協力して取り組んだ文化祭準備。どのように実を結んだのかは、またブログで紹介したいと思います。