N中等部ブログ
【ネットコース】表現力を磨く!
日本語ライティング・リスニングのオリジナル授業を開催

N中等部ネットコースでは2020年10月から月に1回「ライティング授業(書く授業)」と希望者向けのライティングワークショップを行ってます。
授業では、社会に出てからも役立つ文章スキルのほか、読解力、表現力を身に着けることが目的です。毎月違ったテーマを設け、ビデオ会議ツール「Zoom」のチャットや、Google Classroom(※1)で配布したワークシートを使いながら、相手に効果的に言葉を伝える方法を学んでいます。
※1 Google Classroom…Googleが学校向けに開発したWebサービス。課題の作成、配布、採点をサービス上で行うことができ、教師と生徒間でペーパーレスに共有できる。
授業中、生徒たちから多彩な表現方法のアイデアが生まれていきます。他のクラスの生徒のアイデアを見て、生徒たちから「なるほど!」「すごい!」といった声が上がっていました。
また、授業とは別の日に、月に1回、ライティングのワークショップも実施しています。ワークショップの参加は自由です。より理解を深めたい生徒に向け、授業の内容を違った角度から掘り下げています。
普段の授業とは異なり、和やかな雰囲気のワークショップ。Google ドキュメント(※2)で作成したひとつのワークシートを生徒同士共有して、直接入力をしながら学習に取り組んでいます。
※2 Google ドキュメント…他のユーザーと一緒に文章ファイルの編集ができる、Googleの無料サービス。リアルタイムに他の生徒の意見を知ることが、多様な表現方法を知るきっかけとなり、学びにつながっています。
言葉の表現に興味を持った生徒たちから「もっと言葉の表現を学びたい」という声を聞くようになり、今年2月からは「国語リスニング授業」を行うことになりました。国語リスニングはバーバルコミュニケーション(※3)の口頭や音声に焦点を当てた授業です。
※3 バーバルコミュニケーション…コミュニケーションには、「バーバルコミュニケーション」「ノンバーバルコミュニケーション」の2つの方法があると言われています。バーバルコミュニケーションは、会話、手紙、メール、印刷物など、言葉によるコミュニケーションのこと。対してノンバーバルコミュニケーションは、言語以外の情報をもとにコミュニケーションをとること。
国語リスニングは文字やテキストと違い、何度も見直すことができません。読み上げられた音声を聞きながら、メモをしたり、質問をしたりと、言葉の意図を読み取っていきます。
メモの内容が不十分と感じたとき、能動的に質問をして情報を得ることもバーバルコミュニケーションのひとつ。正解、不正解で終わらせず、“なぜ”を探求していくことで、アクティブリスニング(積極的傾聴)を身に付けることができました。
国語リスニングの授業を実施した週に、月に一度のワークショップも開催。国語リスニング授業で取り上げたテーマの英語版に挑戦しました。
「四角形」は英語で何と言うんだろう?
「並べて置く」は英語で何と言うんだろう?
わかりそうでわからない英単語や熟語を学びながら、説明のアイデアをチャットやワークシートに記入していきました。
今後も生徒の意見を取り入れつつ、ライティング・リスニング授業、それぞれのワークショップを開催していく予定です。授業を通して言葉で伝えることの楽しさ・面白さを体験しながら、コミュニケーション力を磨いていけたらと思ってます。