オリエンテーションで最初に行ったのは、自身のMacBookの設定です。新入生の中にはMacBookを初めて触る生徒もいたので、まずは電源を入れる方法から解説しました。新入生にとって、インターネットを駆使して学ぶN中等部生活の第一歩です。その後、指紋認証、音声認識など基本的な設定を行いました。

 

その後、N中等部で使用している各種ICTツールの設定をしました。ネット上のキャンパス空間として、生徒の交流の場となっている「Slack」（角川ドワンゴ学園で使用しているコミュニケーションツール）や、イベントを行う際などに使用するビデオ会議システム「Zoom」などのアカウント設定や操作方法について手ほどきしました。

 

次はいよいよ、授業についてのオリエンテーションです。MacBookを使いながら、実際の授業と同様にツールを活用したり、アイデアを出し合ったり。「N-English」（ICTを活用し、ライティングやスピーキングなどのアウトプットを中心に学ぶ英語の授業）の体験授業では「Kahoot！」（※）を活用。N中等部ならではのデジタルとリアルを融合させたカリキュラムに理解を深めました。

 

※2　Kahoot！は、ノルウェーで生まれた学習用プラットフォーム。出題者がウェブ上のテンプレートに従ってクイズ形式の学習ゲームを作り、そのクイズのPINコードを回答者に共有することで、個人またはグループでプレイすることができる。

 

新入生歓迎会は、週1・週3・週5、各コース登校２日目に行いました。

昨年度からN中等部に在籍している生徒の自己紹介からスタート。その後、N中等部や所属キャンパスの特徴について、スライドで紹介してくれました。

 

発表には各種ICTツールを活用。Googleスライド（※3）に紹介したいことをまとめ、新入生に向けて発表しました。

 

※3 N中等部の授業で活用している、Google社が提供する無料のスライド作成ソフト。スライドの作成、編集、共同作業を無料で行うことができる。

 

紹介のスライドは、新入生がオリエンテーションで各種設定を行っていた時間に作ったものです。

準備期間が限られていたものの、授業で培ったスキルや知識を活かして、充実した発表内容となりました。新入生にとっては、自らのICTスキルの成長や、N中等部生活をイメージする機会にもなったと思います。

 

歓迎会で在籍生と交流を深めつつ、授業に向けて準備を整えた新入生たち。これから本格的に授業がスタートします。

生徒一人ひとりの個性や可能性を広げられるよう、多様な取り組みを行っていきます。