N中等部ブログ
【ネットコース】すぐにでも実践できる!
自分自身との対話で理想の未来を明確化 夏休みの計画を立てよう!

N中等部ネットコースでは、夏休み前日の7月21日(水)にビデオ会議システムツール「Zoom」を活用して、夏休みの計画を立てるワークショップを実施しました。
このワークショップの目的は「自分の理想的な夏休みを考えてやりたいことを見つけ、セルフコーチングで達成までの計画を立てること」。
「コーチング」とはコーチとの対話を通して考えを深めていくコミュニケーション方法のことで、 N中等部では月に一回、担任と生徒によるコーチングの時間を設けています。自分自身がコーチ役となり、自分に問いを投げかけることで対話を行い、目標達成のための気づきを得ることがセルフコーチングです。
ネットコースの生徒は普段はクラスごとに授業を受けていますが、当日はクラスに関係なく一堂に会しました。ティーチング・アシスタント(以下、TA)による進行のもと、いつもとは異なる仲間と一緒に理想の夏休みを考えて計画表に落とし込んでいきます。
まずは、夏休みにやりたいことを見つけるため、21世紀型スキル学習のプログラムで学んでいるブレインストーミング(ディスカッションして新しいアイデアを生む手法)からスタート。
「夏休みに何を手に入れたい?」などのお題に対して、生徒たちがアイデアをZoomのチャット欄に記入していきます。夏休み中に観たいもの、行きたい場所、欲しい能力、手に入れたいものなど、他の生徒の回答をヒントにしつつ、たくさんのアイデアを発表しました。
理想の夏休みを思い描いたあとは、セルフコーチングへ。
今回はコーチングにおいて重要とされる質問の中から、「計画を立てるヒント」として以下の7つを生徒に問いかけ、ワークシートに記入していきました。
・どんな夏休みにしたいですか?
・夏休みが終わったあと、どんなあなたになっていますか?
・それが達成されるとあなたはさらに何を得られますか?
・達成したことはどのようにわかりますか?
・いつ・どこで・誰と活動しますか?
・現在はどこまで達成されていますか?
・達成のためにまず何をしていきますか?
自分が自分のコーチとなって、質問に沿って計画を立てていく生徒たち。TAは大学で学んでいる心理学の知識を活かして、計画を立てる時の考え方をアドバイスしました。
頭のなかで考えていることを言葉にしてアウトプットをしていくことで自分の感情を客観的に捉えることができ、セルフコーチングが成立しやすくなります。
最後は、自分の夏休みの計画をチャットで発表。
N中等部の友だちを増やす計画、趣味の創作活動の計画、学習計画など、“自分のための夏休み”の目標を立てました。
生徒の目標も方法も一人ひとりさまざまです。ひとつの計画だけに留まらず何個もプランを考えたり、ネット自習室(生徒同士をオンラインでつないだ学習空間)で早速計画を進めたり。時間を変えて、同ワークショップを2回実施しましたが、「今度は違う計画を立てよう」というリピーターの生徒も。
進行していたTAも、生徒たちのアイデアの豊かさや行動力に驚いていました。
参加した生徒からは「他の人が夏休み中に何をするか聞くことができて自分の目標を決める参考になりました」「ひとりだと計画が立てられないので助かりました」「参加して良かったです。楽しんで学べました」などの声が寄せられています。
また、初対面の生徒同士で課題に取り組んだことで交流を深めるきっかけにもなりました。
ワークショップに参加していなかった生徒も自分で夏休みの計画が立てられるように、後日、生徒全員に当日の動画とワークシートを配布しました。
セルフコーチングは、日常生活のさまざまな場面で活かすことができます。目標を決めるとき、やりたいことや興味のあることが見つかったとき、何をするのかを見つけたい時。セルフコーチングを活用していろんな計画を立ててみましょう!