N中等部ブログ
【ネットコース】閉鎖された空間から謎を解いて脱出せよ!
夏季休暇中にオンラインでレクリエーション
N中等部ネットコースでは、ビデオ会議システム「Zoom」を活用して、授業やコーチング面談(※1)を行っています。
※1 コーチングとは、コーチとの対話を通して考えを深めていくコミュニケーション方法のことで、 N中等部では月に一回、担任と生徒によるコーチングの時間を設けています。
画面越しにクラスの仲間とやりとりする時間はかけがえのないもの。夏季休暇期間(7/22(木)から8/31(火)まで)も「生徒同士のつながりを続けて欲しい」「クラスを越えて楽しむ機会を作りたい」という思いから、今年度はZoom上で3回のイベントを開催しました。
題して“みんなで遊ぼう!夏休みイベント! ”
夏季休暇中にオンラインで行った、それぞれのレクリエーションの様子を紹介します。
■8/3(火)開催「本当の意味は? たほいやゲーム」
初回イベントは「たほいや」というゲームを行いました。あまり一般的でない言葉をお題とし、辞書にある説明文と、参加者が考えたいかにもありそうな説明文を混ぜたものの中から本来の語意を当てるゲームです。例えば、ゲームタイトルの「たほいや」とはどのような意味を持つ言葉なのでしょうか?
正解は③。聞きなじみのない言葉ですが、静岡県などで、イノシシなどを追うための番小屋を指す言葉として実際に使われているもの。それ以外は、教員が創作した“いかにも辞書に載ってそう”な説明文です。
生徒たちはお題から“いかにも辞書に載ってそう”な文章を考えて問題を作ります。
たほいやはシンプルなゲームではありますが、表現力が試される頭脳戦。知らなかった言葉の知識を得る機会にもなります。
生徒たちは語感から想像する説明文を考え、言葉遣いも工夫。教員も思わず騙されるほどの力作が揃いました。イベント終了後、生徒たちから「自分の考えた文章を“正しい”と思った人がいてうれしかった」「まんまと引っかかってしまったけど面白かった!」という声が上がりました。
■8/19(木)開催「頭脳で競え!オンライン脱出ゲーム」
2回目のレクリエーションは「脱出ゲーム」。脱出ゲームとはアドベンチャーゲームの一種で、さまざまな場所を舞台に謎を解きながら、閉鎖された空間から脱出できればゴール。Zoom上でどうやって脱出するのか、生徒たちは惹きつけられた様子でした。
まずはZoomのブレイクアウトルーム機能(ひとつのミーティングから複数のセッションに分かれること)で、小人数のグループに分かれてゲームスタート。Googleフォーム(※2)を活用して謎解きをしていきます。
※2 Googleフォーム…IT企業であるGoogle社が提供するサービス。レジャーの計画、イベント参加者の管理、ミニ投票などを行うことが可能。
謎を解くことで1枚ずつ扉が開き次の問題へ。制限時間内でのゴールを目指しました。出された問題は、漢字クロスワードや数学的要素を含んだ論理クイズ、なぞなぞなど多岐に渡ります。
各チームに教員が付いていたため質問をすることも可能でしたが「ヒントは聞かずに自分たちで解きたい!」と積極的に謎解きに挑んでいました。
各自の得意分野を発揮し、協力しあいながら全チーム制限時間内の脱出に成功!通ってきた扉に描かれたアルファベットを順に並べると「OMEDETO(おめでとう)」の文字が現れ、生徒たちは達成感でいっぱいの様子。「またこの仲間で遊びたい!」という声もあり、クラスを越えた交流が生まれたことを感じました。
■8/26(木)開催「ことばを駆使! 図形描けるかな? ゲーム」
最終回となる3回目は「ことばを駆使! 図形描けるかな? ゲーム」を行いました。図形を組み合わせた絵図について、5分の制限時間を使って目隠しをしている教員に説明。教員が見事絵図を描くことができれば完成です。
しかし、簡単な絵図であっても、見ていない人に正確に伝えるのは難しいもの。説明力だけでなく、思考力・判断力・表現力が試されます。
チームごとにブレイクアウトルームに入り、生徒たちはお題の絵図を確認。目隠ししている教員に、ことばを駆使しながら特徴を伝えていきます。
下の写真は実際に教員が描いたものです。右下にある椅子が正解なのですが、一般的な椅子ではなく、さまざまな特徴を持っています。生徒たちは「斜めから見た椅子を描いてください!」「脚は3本だけ!」と一生懸命説明しました。
生徒のことばを聞きながら教員が絵図を描き、各チーム、個性溢れる作品が完成!他のチームの作品やお題の絵図と見比べて盛り上がりました。
また、お題を重ねるごとに「直線を三角形の底辺まで伸ばして」など、生徒たちの説明が具体的に。相手の立場に立って、必要な情報を分かりやすく伝えようとする姿が印象的でした。
夏季休暇中のイベントは大盛況。イベント終了後には、Slack(角川ドワンゴ学園で使用しているコミュニケーションツール)で参加者同士で会話を楽しんでおり、友だちの輪が広がったことを実感しました。今後もオンラインを通して、生徒同士のつながりを深められる機会をつくっていきます。