N中等部ブログ
【新宿】お互いを高め合いながらオンラインで学習を
N中等部生に聞く「基礎学習」の活用法
N中等部では、毎日「基礎学習」の時間を設けています。オンライン学習アプリ「N予備校」や各自が購入した教材を使用し、生徒自身のペースに合わせて、国語、数学、英語などの科目の学習を進める時間です。
今回は、オンラインを活用した(※1)基礎学習の様子を、N中等部生の声を交えて紹介します。
※1新型コロナウィルス感染拡大に伴い、N中等部では9月1日(水)から自由登校としています。授業はオンラインとし、各ご家庭の判断で、キャンパスで受講、もしくはご自宅での受講を選ぶことができます。自由登校の実施期間については今後の状況により判断し、保護者の皆さま、生徒にお知らせいたします。
オンライン形式の基礎学習は、「自分がどの科目に取り組むか」をSlack(角川ドワンゴ学園で使用しているコミュニケーションツール)で発信するところからはじまります。下記のの画像は、勉強する科目をスタンプやチャットで知らせている様子です。
続いて、ビデオ会議システム「Zoom」のブレイクアウトルーム機能(ひとつのミーティングから複数のセッションに分かれること)で1人ずつの部屋に入ります。個人の部屋、メインルーム(複数人がいるZoom上の部屋)で学習するかは生徒自身で選ぶことが可能です。「個人部屋よりもメインルームのほうが集中できる」などの理由で、メインルームに残る生徒もいます。
環境が整ったあとは、自分の目標に向かって集中する時間。学習の進捗確認や質問の対応などで、メンター(教育スタッフ)やティーチング・アシスタント(以下、TA)が順に部屋を回ります。
分からないことがあれば、Slackで質問をしたり、Zoomの挙手機能でメンターやTAを呼んだり。言葉だけで説明しにくい場合は、Zoomの「ホワイトボード」機能(一般的なホワイトボードのように画面に文字や図などを書き込み、参加者同士で共有できる)を使用します。
下の画像は、ホワイトボード機能で、英語の時制について質問する場面と、問題の解き方を解説している場面です。
また、「対面で質問したい」「キャンパスのほうが集中しやすい」などの理由から、キャンパスで学習を進める生徒も。このブログのトップ画像がその様子です。キャンパスでは感染対策を十分に行った上でサポートをしています。
授業終了の5分前になると、学習した内容や「ワークで頑張ることができたこと」「解決できなかったこと」などをGoogle Classroom(※2)の「日誌」に記入。日誌の内容をメンター、TAが確認し、翌日以降に生徒にアドバイスをしてます。
※2 Google Classroomとは、Googleが学校向けに開発したWebサービス。課題の作成、配布、採点をサービス上で行うことができ、教師と生徒間でペーパーレスに共有できる。
最後にN中等部生のリアルな声をお届けします。テーマは「基礎学習の時間をどのように活用しているのか」です。メリットや工夫についても教えてもらいました。
■N中等部 3年目 Iさん
最近は数学をよく学習しています。今は因数分解の範囲を勉強中です。学校の教科書やN予備校の動画の解説を見てから問題を解くようにしています。解説を見ても分からないときはメンターやTAに質問を。私の場合はキャンパスで学習を進めています。周囲の生徒が計画的に勉強したり、質問したりしているので、自分も集中力を高められることが基礎学習のメリットだと思います。オンラインの場合もブレイクアウトルームなどで質問すれば、メンターやTAがサポートしてくれます。自分ひとりで時間や学習状況を管理するとなると難しい場合もあるので、勉強が捗る環境づくりが大切です!
■N中等部 2年目 Tさん
今は英語をメインで学習中です。キャンパスの本棚にあった復習用教材を自分で購入して進めています。主語と動詞、Be動詞など、中学校で習っていたものの、忘れてしまっていた部分もあり教材を使いながら復習しています。今の問題集が終わったら、N予備校の学力診断(※3)で力試しをしたいです。
N予備校では中学3年生範囲の数学を学習中です。難しいところは質問をしながら着実に進めています。単元そのもののがわからないのか、その問題の解き方がわからないのかを明確にした上で質問をしています。中でも比例反比例は何度も繰り返し質問したり解きなおしたりしたので、自信を持って解答できるようになりました。
僕自身はオンラインよりもキャンパスの方が集中して学習できますが、オンラインの基礎学習では一人ひとつずつのブレイクアウトルームに分かれるので、周囲を気にせず学習に打ち込むことができると思います。また、個人部屋ではマイクやカメラが誤ってオンになっていないかなどの心配がいらない点も安心できます。
※3 学力診断は、N中等部・N/S高生限定の機能です。学力診断を受けることでN予備校のオススメのコースが一覧表示され、自分の苦手分野の復習ができます。
お互いを高め合いながら学習に励んでいる生徒たち。自分に合った学習方法で進めていくためペースややり方は一人ひとり異なりますが、生徒たちがどのように学習に取り組んでいるか、イメージしていただけだかと思います。N中等部では引き続きオンラインの仕組み、リアルでのサポートをハイブリットに活用しながら“新たな教育づくり”に取り組んでいきます。