N中等部ブログ
ネットコースと通学コースの合同授業
どっちを選ぶ?選択をすることから考える自分の進路設計

N中等部では、進路選択に向けて定期的にキャリアガイダンスの授業を行っています。
この授業では、自分自身がどのように進路や行動を選択していくかを考え「自分を知ること」を目的としています。
普段はネットコース、通学コースの各キャンパスで分かれて授業をしていますが、
2月4日(金)は、ビデオ会議システム「Zoom」を活用して、ネットコースと通学コース合同でキャリアガイダンスの授業を実施しました。
私たちにとって生活の中で「選択」することはとても身近なものです。
毎日の食事や洋服を決定するものから、進路や職業選択など人生に影響するようなものまで、日々選択を繰り返すことでそれぞれの人生を進めています。
1コマ目の授業は生徒たちの身近な先輩であるネット・通学コースのティーチング・アシスタント(以下、TA)が体験した選択の場面のエピソードを聞く時間。
提示された話題を確認し、自分が興味を持った話題のブレイクアウトルーム機能(ひとつのミーティングから複数のセッションに分かれること)に移動します。
今回は19名のTAが出したお題の中から自分の興味のあるテーマを生徒自身が3つ選択して参加しました。
下の画像は、ルーム10の「#大学9年目?#研究職への道」のブレイクアウトルームの様子です。
大学院修士課程に在籍するTAが、内定が決まっている企業へ就職をするのか、博士課程に進学するのかを選択するエピソードを話しました。
それぞれの選択肢について、メリットやデメリットを比較するなどいろいろな角度で検討したそうですが、最終的にはどちらかというと不安要素が多かった博士課程への進学を選択したとのこと。
その選択を選んだ理由は、自分自身が持つ目標や夢は大きい方が難しいし不安かもしれないけれど、挑戦する方が「自分らしい」と思い決定したそうです。
それぞれのブレイクアウトルームで選択にまつわるエピソードを聞いた後は、Slack(角川ドワンゴ学園で使用しているコミュニケーションツール)を活用して生徒からTAへの質疑応答の時間を作りました。
生徒たちからは数多くの質問が上がりました。
「最終的なゴールは何を目指していますか?」という質問には、「自分の作ったものが世界に大きな影響を与えて、人々の生活も変えられることが自分の手で作ることができれば最高だと思っています」と答えがありました。
また、「天文学の分野でも同様の選択肢はありますか?」という質問には、「天文学の研究職も同様に狭き門ですが、最先端の情報は一握りの人がその情報を使って研究していることはかっこいいなと思うのでぜひ頑張ってください」と生徒を応援する言葉をかけてくれました。
参加した生徒からは「他の話も聞きたかった」「いい時間だった」「また開催してほしい」などの感想が寄せられました。
授業のあとはネットコース、各キャンパス分かれて「TAから聞いたエピソードと同じ場面に遭遇したらどうするのか」を各自で考える時間を作りました。
自分の意見をまとめたワークシートを合同のSlackチャンネルにアップロードします。
TAと同じ選択をする生徒もいれば、別の選択をすると考える生徒、まったく違う新しい選択肢を模索するなど生徒も。それぞれの選択をSlackで共有をしました。
「自分だったらどういう選択をするか」「なぜ自分はその選択をするのか」を深掘りすることで、自分らしさや価値観が見えてくるかもしれません。
今はまだ模索中の自分らしくキャリアを拓いていくための考え方を、生徒たちが授業を通じて見つけることができるようにサポートしていきたいと思います。