N中等部ブログ
【プログラミング講義】ロボットにカレーを作らせることはできる?できない?
オリエンテーションの期間が終了し、実際の講義を開始しました。
中等部ネットコースでは、一斉に学習する時間が週に2日あります。21世紀型スキル学習が週に2回、プログラミング学習と基礎学習はそれぞれ週に1回ずつ実施されます。
今回はプログラミングの最初の講義「プログラミングとは」についてご紹介します。
この講義では、コンピュータの定義から性能や単位の説明やプログラミングとは何かを学びました。
普段使っているコンピュータですが、「実際コンピュータって何?」と問いかけると、生徒たちは考え始めました。
この問題の正解は「全部がコンピュータ」なのですが、電卓がコンピュータと知り驚く生徒も。
日常のなかにたくさんのコンピュータが存在していることに気づき「自分の周りにどれほどのコンピュータがあるのか調べてみるのも面白い」という意見があがりました。コンピュータが自分たちの生活にいかに身近なものかを学んだようです。
コンピュータ用語の説明では、『MacBook』 の性能を学びました。
プロセッサ・メモリ・ストレージ(※)の役割や性能、単位を学び、自分が使用してるパソコンがどれほどの性能かを理解し、「次にパソコンを購入する際は自分で性能や単位を見ながら決めよう」と決意した生徒も。
※プロセッサ……データや命令を処理するハードウェア。別名CPU。
メモリ……データやプログラムを一時的に記録する部品。
ストレージ……データを長期間保管するための補助記憶装置のこと。
次にプログラミングについて、学びました。
まず、プログラムとは「命令書」のこと。そして、コンピュータに「命令書」を書くことがプログラミングです。
ロボットにカレーライスを作ってもらうことを想定して「命令書」に記載する手順を考えていきます。データのインプット(材料を覚えさせる)からカレーライスの完成まで、生徒たちはさまざまな言葉を書いていきました。
「2番目の命令はどうしますか?」の問いかけに、「皮を剥こう」「材料洗おう」「ロボットを充電しよう」「インドの人に聞く?」など、ユニークな発言が並び、チャット上は大いに盛り上がりました。
このワーク、生徒たちからあがってきた全ての答えが間違いではありません。
プログラミングを組むときは、実際にその命令を書けば、コンピュータはプログラム(命令)通りに動くからです。
生徒から「カレーを作る前にまずロボットに包丁の使い方を教えないといけないのでは?」
という疑問が投げかけられました。
「こうしないとしっかり動かないのではないか?」「自分ならこういう命令をするかも」といった発想こそが、プログラミングをするのに非常に大切で、これから学んでいく上で生徒に大切にしてもらいたいことです。
この講義では、実際プログラミングを実践する前に、どのように進めていくか、どのような方法で発想していくかを学びました。
講義終了後、生徒からは「プログラミングをより身近に感じた」「これからの講義がとても楽しみになった」などの感想が寄せられました。
N中等部ネットコースでは、プログラミングの基本的な知識はもちろん、その前提となる「読解力」や「論理的思考力」の育成にも力を入れています。
今後も、実践的でありながら、生徒たちが楽しくプログラミングを学べる講義を実施していきます。