令和4年度の卒業式を間近に控えた3月14日（火）3月17日(金）、N中等部通学コースの各キャンパスで3年生を送る「またねの会」を開催しました。今回は開室1年目の神戸キャンパスのまたねの会の様子をお伝えします。

まずは3月14日（火）のまたねの会の模様からお伝えします。
 この日は週1生（※1）が揃う最後の日。3年生によるLT（※2）では、スライドをモニターに映しながら自身のN中等部生活を振り返りました。
※1　N中等部通学コースは週5日・週3日・週1日の3つの通学スタイルから選ぶことができます。
※2　「LT」とは「Lightning Talk（ライトニングトーク）」の略で、5～10分程度の短いプレゼンテーションを指します。

発表の内容は多種多様です。「PBL(プロジェクト学習)」でアサーション（対人コミュニケーションのひとつ）を知り人とのコミュニケーションがスムーズになったことや、フィールドワークで生徒同士の絆が深まったこと、「プログラミング学習」での学び（動画編集、画像編集、Tinkercad（モデリングソフト））を語ったり、メンター（教職員）、ティーチング・アシスタント（以下、TA）との思い出を振り返ったり。
 
発表後は在籍生から温かい拍手が送られました。企画後のフリータイムでは在籍生からスライド構成にまつわる質問が投げかけられ、後輩にプログラミングスキルを伝授する生徒も。また、3年生全員からメンター・TAに感謝の気持ちを伝える一幕もあり、温かな発表となりました。

その後は週5生と週1生でゲーム大会を実施。チーム対抗クイズとして造語ゲームと意思疎通ゲームを行いました。
 
チーム対抗戦では、漢字2文字、カタカナ3文字で構成された造語から何を表しているのか当てる造語当てクイズを。例えば「推理メガネ」なら『名探偵コナン』といった具合です。

 

意思疎通ゲームはくじ引きで参加者を決めました。意思疎通ゲームは出題者のお題から連想されるものを回答者がひとり1文字ずつ書き出し、全員で一つの答えを導いていきます。例えば「黄色い食べ物と言えば？」というお題であれば、バナナやレモンなど。「他の人はこの答えを出すだろうな」と想像しながら回答を考えていくので、時には思いもよらぬ言葉になることもあり、終始盛り上がりました。
 放課後は生徒同士で交流し、3年生との時間を大切に過ごしました。

3月17日（金）は、週3、週5生による、またねの会。当日は以下のようなプログラムで行いました。
■1、2年生より
1.ゲーム
2.動画
3.色紙の贈呈
 
■3年生より
オリジナル劇と歌

当日に向け、1・2年生の実行委員6人が中心となって準備を重ねてきました。
1.司会進行・スライド制作
2.飾りつけ
3.色紙制作
4.動画制作を分担
色紙作成チームは、デザインや構成についての話し合いを重ね、表面には卒業する生徒のイラストを、裏面には在籍生一人ひとりからのメッセージを書きました。世界に1枚だけのオリジナル色紙です。

動画制作チームはプログラミングTAに助言をもらいつつ、限られた時間の中で3年生への感謝を伝える動画を作成。装飾・司会進行・スライド作成のチームは、メンバーと協力しながら準備をすすめました。
当日は、協働の授業で学んだゲームで盛り上がりました。色紙の贈呈タイムは、3年生からよろこびの声が上がっていました。

一方、3年生チームは、この日に向けて昼休みや自由選択の時間を使って劇のシナリオを作成。音楽や小物についてもこっそりと打ち合わせを重ねてきました。

気になる劇の内容は、N中等部生活のパラレルワールドを描いたものに。これまでの思い出を振り返りつつも、お笑い要素もしっかりと入った関西のキャンパスらしい楽しい劇となりました。
最後は、米津玄師さんの「KICK BACK」を熱唱し1、2年生を激励しました。

イベント終了と前後して「3年生が下校時に見られるように」とこっそりとホワイトボードにメッセージを書く1・2年生の姿も。
「高校でも頑張ってください！」というエールに、お花を添えていました。いろいろな形でお互いに感謝の気持ちを伝える、アットホームなまたねの会となりました。

 

3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。これからのご活躍を心より応援しています！