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【町田】フィールドワーク企画会議を決行!生徒が導き出した答えとは?

【町田】フィールドワーク企画会議を決行!生徒が導き出した答えとは?

通学コースで毎週木曜日に行っている「PBL(プロジェクト学習)」では、授業のテーマをキャンパスごとで決めています。
町田キャンパスでは、4月から7月まで「対話と合意〜みんなで創る・考える」をテーマに授業を実施。本授業を通して「フィールドワーク」(※1)の行き先を決めました。
 
※1 キャンパスやクラスを飛び出し、テーマパークなど実際の施設に足を運ぶことで社会性を身に付けたり、新たな気づきを得たりすることを目的としています。
 
今回はその授業の様子をお届けします。

まずはキャンパス長から生徒に、今年度の町田キャンパスが目指す姿を伝えました。
具体的には
 
・生徒同士で「対話」と「合意」が出来るキャンパス
・大人がいらないキャンパス
・挑戦できるキャンパス
 
などです。
 
 


その上で、今回のフィールドワークの行き先は多数決ではなく話し合いで決めたいということや、「参加した人が楽しかったと思えるフィールドワークにする」を最上位目標に設定したことなどを伝えました。
 
最上位目標とは、話し合いの前に決めるべき前提ともいえること。職員の間で事前に共有していた資料もお見せしますね。
 


早速、授業で実践です。
まずはブレインストーミング(ディスカッションして新しいアイデアを生む手法)。思いついた行き先を次々と付箋に書き出し、お互いのアイデアを共有します。

それらの意見をKJ法でまとめていきます。KJ法とは、ブレインストーミングなどで得られたアイディアをグループ化して整理し、問題解決の道すじを明らかにしていく手法です。断片的な情報・アイデアを効率的に整理する目的で用いられています。

生徒たちは付箋を並べ替え、グループ化をして情報を整理。その結果、「遊園地系」「相模原市立博物館」「屋内テーマパーク系」「生き物系」の4つのグループに絞り込みました。


それぞれのグループを選んだ生徒の理由も紹介します。
 
■遊園地
・いろいろな楽しみ方ができる。
・生き物系だと苦手な人がいるかもしれないから。

■相模原市立博物館 
・入館料が安く、神奈川県内最大級のプラネタリウムがある。ものすごく綺麗!
・相模原市の自然や歴史について理解を深めることができる。
 
■屋内テーマパーク系 
・室内であれば涼しく過ごせる。
・普段は混んでいるが平日なので空いているはず。
 
■生き物系 
・室内なので天候を気にしなくてOK。
 
グループに分けたあとは、生徒同士でディスカッションし、最終的に6つの施設が候補に上がりました。「苦手な人がいないか(みんなが楽しめるか)」「予算は問題ないか」「雨の日でも楽しめるか」を論点に、「21世紀型スキル学習」のCollaboratory(※2)のパートで学んだ「合意形成」(他者の意見を尊重しつつ自分の意見を伝え、最終的に案を一つにまとめる)を目指し、話し合いを進めていきます。
 
※2 “Collaborate(協働すること)” と“laboratory(実験室)” を合わせた造語であるCollaboratory。社会で必要とされる協働やコミュニケーションの能力を伸ばすため、協働について実験的に学んでいきます。


そして、選ばれたのは「新江ノ島水族館」!
フィールドワーク当日は、イルカショーを見たり、絶景のロケーションの中でお昼ごはんを食べたりと、仲間とかけがえのない思い出を作ることができました。


フィールドワーク企画会議に参加した生徒からは以下のような声が上がっていました。

「これまでの経験から行き先は提示されるものだと思っていた。初めてのことだったので悩みながらディスカッションした」
「話し合いに積極的に参加することができて達成感があった。これからも意見を発言したり、他者の話を理解したいと思った」
「周りを見ることを意識できるようになった」
「人とのコミュニュケーションの中での自分の役割を自覚できるようになった」
「企画を立てる楽しさを知った」

 
話し合いの中で、生徒それぞれに気づきや発見があったようです。
 
町田キャンパスは今年で開設2年目を迎えます。キャンパスの伝統や文化は、今の生徒たちが日々過ごす中で形作られるものです。「自分たちで考え、自分たちで行動する」ことを目指して、「自分たちで話し合い、自分たちで決定する」過程を、これからもサポートしていきたいと考えています。

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