N中等部ブログ
N/S高の先輩たちと交流
“生徒による生徒のための”特別なリアルイベント大盛況
夏休みがスタートしてしばらく経った7月の終わりに、N中等部ネットコースとN高等学校・S高等学校オンライン通学コース合同の「夏季リアルイベント」を開催しました。
普段はオンライン上でのやり取りが中心の生徒たちが、地域や学年の壁を越えて、友だちや職員と実際に対面することができる貴重な機会です。
また、今回のイベントは、事前の広報活動から当日の企画運営に至るまで、生徒たちが主体となって取り組み、文字通り“生徒による生徒のための”イベントとなりました。その模様をお伝えします。
合同リアルイベントの会場となったのは、 8キャンパス(N/S高:仙台新寺通キャンパス・高崎キャンパス・大宮キャンパス・新宿代々木キャンパス・名駅キャンパス・梅田キャンパス・博多駅南キャンパス・N中等部:横浜キャンパス)+オンライン会場です。各会場ごとにSlack(角川ドワンゴ学園で使用しているコミュニケーションツール)のチャンネルを事前に用意。参加者同士がやりとりを重ねて交流を深める一方、当日までのカウントダウンを行うなど、リアルイベントの日を楽しみにしている様子がうかがえました。
待ちに待った当日。キャンパスで受付を済ませた生徒たちは、名札をつけたり、班に分かれたりと準備を整えていきます。直接会うのはほとんどの生徒が“はじめまして”のため、少し緊張した様子も見受けられましたが、その表情には期待感も溢れていました。一方、オンラインで参加する生徒も続々と入室していきます。
開始時刻を迎えると、8キャンパスとオンライン会場がビデオ会議システム「Zoom」でつながれ、開会式がスタート。
生徒たちからは「全国各地からこんなにも多くの生徒が参加しているんだ!」などの驚きの声が上がり、場の雰囲気が一層高まりました。
イベントでは多数のアクティビティを用意。前半の企画は、キャンパスとオンラインでそれぞれ異なる内容で進行しました。
キャンパスでの最初の企画は「ペーパータワー」。ペーパータワーは、紙を使ってどれだけ高いタワーを作れるかをグループごとに競うゲームで、企業の研修などでも広く活用されています。
それぞれのグループに分かれた生徒たち。5分間の作戦タイムの中で、どのように積み上げていくかを話し合い、各グループが工夫を凝らしながら取り組んでいきます。途中でタワーが崩れてしまうグループもあったものの、それ
がまた盛り上がりを引き起こし、会場から笑い声が上がりました。
キャンパスでの2つ目の企画は「自作ビンゴ大会」です。自分たちでマスの配置を考えるため、「この作戦でいこうかな」「この言葉が選ばれそうだな」などと生徒同士でディスカッション。和気あいあいと話し合う姿が印象的でした。
ビンゴ大会が終わると参加賞としてZoomの背景が贈呈されました。季節感をモチーフとした爽やかなデザインで、生徒たちの思い出の一つとなったのではないでしょうか。
一方、オンライン会場での最初の企画は「以心伝心ゲーム」です。以心伝心ゲームとは、チームの参加者同士でお題の答えを一致させることを目指すコミュニケーションゲームです。
それぞれのチームでまずはゲームマスターを決め、全員で答えが揃うように話し合いをし、チャットで答え合わせをしました。
2つ目の企画は「ワードウルフ」です。ワードウルフとは、1人だけ異なるお題が与えられ、制限時間内の討論にて違うお題の人間を当てるゲームで、いわゆる「人狼」に近い要素を持ったもの。今回のリアルイベントでは、オリジナル版としてルールを少し変更し、少数派の人が誰かを当てる形式で進行しました。
どちらも互いの考えを読み取れるかが試されるゲームのため、ネット上だと少し難易度が高いかもしれませんが、普段オンラインで授業をしている生徒たちは、ネットでのコミュニケーションも得意。ゲーム中もそのスキルを存分に発揮していました。
各企画で熱気が高まったところで後半戦に用意されたメインイベント、8キャンパス+オンライン合同の「謎解き」へ。各会場をZoomでつなぎ、それぞれの会場ごとに用意されている謎を解いていきます。知恵を出し合いながら、集中して取り組んでいました。
最後は閉会式です。各会場に中継をつなぎ、イベントの感想や様子などを共有。画面越しからも、それぞれの会場の盛り上がりが伝わってきました。また、生徒たちの表情が充実した1日だったことを雄弁に物語っていたように思います。
任意参加の放課後タイムでは、名残惜しそうに写真を撮ったり、ゲームを楽しんだりと、参加者たちは思い思いに過ごしていました。そして「夏休み後もまた元気に会おうね!」と約束して、笑顔でお開きに。
普段の授業だけでは経験できない、特別な思い出になったのではないでしょうか。
季節が変わり、今は新たなスタートに向けて気持ちを切り替えているころかと思います。この夏の経験を糧に、次のステップに向かって歩み出せることを期待しています。