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N中等部ブログ

【ネットコース】ゲーム、遠足、キャリア教育まで
N中等部でのマインクラフトの取り組みを大解説!

 

N中等部ネットコースでは、「Minecraft」(以下、マイクラ※1)を使った授業やイベントを行っています。

 

※1 ブロックを設置して遊ぶものづくりゲーム。素材をもとに建物や家具などを作り、ブロックを組み合わせ、オリジナルの世界を構築していく。近年、プログラミング教育・情報教育・協同学習などの教材として使用されることも多い。N中等部ネットコースではマインクラフトを使用する授業があるため、すべての生徒がマインクラフトをインストールしています。N中等部ネットコースの講義で使用している製品は、Minecraft公式製品ではありません。Mojangから承認されておらず、Mojangとは関係ありません。

 

※2 Minecraftを用いたイベントは、N中等部のスクール内イベントであり、Minecraft公式のものではなくMojangとは関係ありません。

 

マイクラを使った授業は、主に21世紀型スキル学習内で実施しています。グループワークを通じて、チームビルディング(互いに個性を認め合いながら共通のゴールを目指すチームとなるための取り組み)の素地を養いながら、仲間と協力する大切さや楽しさ、価値の創造、想像力、発想力を学ぶことが目的です。

 

まずはチームビルディングを重視した、マイクラを用いた授業を紹介します。

 

■陣取り合戦

赤・青・黄色・緑の4チームに分かれ、制限時間内に自分のチームカラーのブロックをできるだけ多く配置していく陣取りゲームです。

ゲームは2回戦。まずはどのようにブロックを置いていくか作戦を立てたり、効率的な置き方を話し合ったり。2戦目ではより個数を増やせるようにチーム内でディスカッション。中には「ライバルは他のチームではなく、過去の自分たち」と捉えてチャレンジし、1戦目より多くブロックを配置できたチームも。

 

 

参加した生徒からは「作戦会議で役割分担がバッチリできた」「あまりブロックは置けなかったけど、それぞれの役割を果たせた。次はもっと頑張りたい」「上から置いていったら1戦目よりも多く置けた」などの声が寄せられています。

 

生徒一人ひとりが試行錯誤しながら、力を合わせてチャレンジする姿が印象的でした。

 

■ブロック崩し

少人数のチームに分かれ 、制限時間内に自分のチームカラーのビルを壊していくゲーム。役割分担や崩し方を話し合い、チームビルディングにつなげました。陣取り合戦と同じく2回戦。2回戦目では1回戦目より多く崩せるように創意工夫していました。

 

 

参加した生徒から「キーボードを打ちすぎて 指が痛くなるほど熱中した。2戦目では成長を感じられてうれしかった」という声が寄せられました。

 

■巨人を防げ! 壁創造ゲーム

少人数のチームに分かれて、自分のチームカラーのビル を作成。巨人の侵入を防ぐため、各チームで壁面の強度や塀の高さについて話し合い工夫を凝らしました。これまでのゲームの中で、最も創作度合いが高いワークです。

 

 

参加した生徒からは「壁づくりをするときにキーボードを連打して腕が痛くなったけど、巨人を止められたのでうれしかったです」「協力して強固な塀を作ることができた!」などの感想が寄せられています。

 

巨人の個性的な姿 にも生徒たちは盛り上がっていました。

 

絵しりとり

マイクラを用いた「絵しりとり」(言葉を使わず絵でしりとりをするゲーム)。ひとつめのお題を見てその続きをチームでつくっていきます。

前チームの作ったものが当たるチームもあれば、異なる結論を出してしりとりをつなげていくチームもあり、チームの垣根を越えて和気あいあい。チーム内で話し合いをして結論を出すため、生徒同士のディスカッションが活発に行われていました。

 

 

生徒からは「チームで協力してつくれて楽しかった」「前のチームがつくっていたのは結局なんだったんだろう?気になる」といった声が上がっていました。

 

それぞれのゲームが終わったあとは、個人の振り返りの時間。

「今日のワークで上手くいったチームビルディングのポイント」「今日のワークで上手くいかなかった・意識できなかったチームビルディングのポイントとその理由」を考えました。

 

仲間と協力しながら楽しめる授業をこれからもつくっていきたいと考えています。

■イベント「マインクラフトを使った遠足(通称:マイクラ遠足)」

 

続いてはイベントの紹介です。昨年度に引き続き、マインクラフトを使った遠足、通称「マイクラ遠足」を行いました。

 

マイクラ遠足の舞台は海外。「E-land」という世界の名所をマイクラで再現したデータを活用し、世界中の有名な建築物を見学します。

 

また、生徒同士のチームでお題(テーマ)に沿ったクラフト(建築)をつくったり、見学したり、謎解きゲームしたりと盛りだくさんです。

 

本イベントのいちばんの目的は生徒同士の交流。Slack(角川ドワンゴ学園で使用しているコミュニケーションツール)や授業のホームルームで告知をして、たくさんの参加希望者が集まりました。

また、ネットコースの他、N中等部通学コース、N/S高オンライン通学コースの生徒も参加しています。2日間、昼の部と夜の部の合計4組のチームに分かれて実施しました。

 

サーバーはひとつにまとめ、ログインの入口に日程別のポータル(※3)を設置しました。

 

※3 ワープ、テレポート、瞬間移動ができる入り口のこと。通常のマイクラには2種類のポータル(ネザーポータル・エンダーポータル)がありますが、マイクラ遠足では職員がカスタマイズ(mod)をして、独自のポータルを設置しました。自分が参加する日程以外は入室できないシステムになっています。

 

ポータルの先は4組それぞれ同じワールドでありながら、実際には別の世界(パラレルワールド)。別の日程に参加した生徒のクラフトは見られないようになっているため、毎回新しい世界を楽しむことができます。

 

遠足当日は世界各地の有名な建築物の見学からスタート。まずはフランス・パリを象徴する「エトワール凱旋門」へ!

 

 

凱旋門をくぐった先で赤・青のグループ分けを行い、職員の先導でフランスの国立美術館「ルーブル美術館」に。

ルーブル美術館の中庭で、赤・青それぞれのグループでお題「アメリカ」に基づき、建築を行いました。何をつくるかチャットで相談しながら、トランプ前大統領、ハンバーガーなど、アメリカを表現する人物・ものを自由に作成していきます。

 

 

ニューヨークの「自由の女神像」を作ったグループも。趣向を凝らした制作物がズラリと並びました。

 

 

それぞれのグループの建築が完成した後は、他の生徒がどんな作品を作っているかを見て楽しく過ごしました。

その足で、アメリカの首都ワシントンにある大統領公邸「ホワイトハウス」に移動。さらに、テレポーターを使って、世界有数のリゾート地・ドバイエリアへ。現実なら長時間掛かる移動も、マイクラでは一瞬で別世界です。

 

ドバイエリアではグループに分かれ、謎解きゲームを開催。謎解きの司令をゲットした生徒たちは、世界一の高さを誇る超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」や、大規模かつ独特のビジュアルをした完全人工島「パーム・ジュメイラ」を探索し、隠されたキーワードを探します。

 

チームチャットで情報共有しながら「この答えはなんだろう?」「解けない!難しい」と悩んでいた生徒たち。正解をひらめき「あああ! わかった!」と音声チャットで叫ぶ生徒も。世界を舞台に謎解きができるのもマイクラ遠足の醍醐味です。 

 

キーワードを解読した後はフランスに戻り、パリのラ・デファンスにある超高層ビル「グランダルシュ(新凱旋門)」を見学。最後は自由の女神像前で集合写真を撮りました。

 

 

マイクラ遠足に参加した生徒からは「世界中の建築物がすごかった! 建築タイムや謎解きタイムもあって楽しかった」「ほぼマイクラ初心者なので、わからないことも多かったけど、チームの人たちが優しく教えてくれてうれしかった。謎解きではチームに貢献できて良かった。はじめての経験・はじめて会ったひとたちだったけど、みんなとチームワークを築くことができた」「第1回目のマイクラ遠足よりも楽しめる点が増えていた。またやってほしいです!」といった声が寄せられました。

 

マイクラ初心者も、長年マイクラをプレイしてる生徒も遠足を満喫できた様子。生徒同士で交流する姿も多く見受けられ、充実した遠足になりました。

 

続いては、マイクラにまつわるトークイベントの紹介です。

 

 

2月4日(金)、 の一環で、N/S高オンライン通学コースとN中等部通学コース・ネットコースの生徒(任意参加)に向けたトークセッション「マインクラフトとプログラミングで仕事する?」を開催しました。

 

本イベントの講師は、N中等部ネットコースのマイクラのサーバー管理などをしている職員。ニコニコ生放送のエンジニアマネージャーの 経験も持つプログラマーです。

N中等部にはマイクラ好きや、プログラマーを目指す生徒が多いため、過去最大の集客を誇るイベントとなりました。

 

小学校でもプログラミング教育が必修化され、社会でも情報を集める力、活用する力である「ICTスキル」が求められる昨今。「プログラマーになるとはどういうことなのか」「プログラミングを通じてどんな思考法を身につけるべきか、何をするべきか」を伝えることを目標に、以下の3つを中心にスライドで解説しました。

 

・N/S高オンライン通学コース、N中等部ネットコースで使っている授業用のマイクラサーバーの仕組み

 

・「mod(モド・モッド)」や「plugin(プラグイン)」(※4)をつくるために必要な知識

 

・プログラマーになるには

 

※4 改変・改造することを指したIT用語。「mod」はマイクラ遠足のポータルでも使用した、ユーザーが作成してゲームに適用可能にするプログラムの総称。大掛かりな改変をすることができる。「plugin」はアプリケーションの機能を拡張するソフトウェアのこと。modに比べて機能がシンプルなものが多い。

 

■N/S高オンライン通学コース、N中等部ネットコースで使っている授業用のマイクラサーバーの仕組み

まずは角川ドワンゴ学園のマイクラサーバーの仕組みを解説しました。

 

 

技術的な話は専門用語や、複雑な内容も多いため、職員はできるだけ分かりやすく伝えていきました。

 

「普段自分たちが利用している、普通のマイクラサーバーとN中等部のサーバーは何が違うのか?」「マイクラサーバーを立てることがどうして仕事になるの?」という生徒たちの疑問をフォローしつつ、「プログラムやマイクラの知識がなくてもSlackから簡単にサーバーを立てられる」ことを話すと、生徒から「そんなこともできるんだ!」と驚きの声が。

プログラミングの世界により興味を持った様子でした。

 

 

■modやpluginをつくるために必要な知識

次にマイクラをある程度遊んだ人であれば、気になりはじめるであろうmod、pluginの話題へ。そもそものつくり方を解説するには時間が足りなかったため、「つくり方を勉強するための勉強」について説明。

 

身近な例としてS高等学校の吉村総一郎校長が自作したmodを紹介しました。

当時Macではマイクラのゲーム内で日本語入力ができず、不便に感じていた吉村校長は日本語入力ができるmodを自作。「なければつくってみよう!」という心構えや、実際に手を動かすことの大切さを紹介しました。

 

また、開発をする際の工夫として、検索エンジンの使い方のヒントを紹介。

 

 

クオリティを上げたり、スピードを上げたりというのは少しずつ上達することができますが、完成させるには「最後までやりきる」という強い意志が必要になります。

 

「あれこれやりたくなってしまうけど、最初は自分の欲しい機能をひとつに絞り込むこと。例え完成度が低かったとしても最後まで完成させること、やりきることが大切」と生徒にメッセージを送っていました。

 

■プログラマーになるには

プログラムの勉強法ではなく「職業プログラマーに求められるもの」「仕事でプログラムを書くとは」について、職員の過去の経験を交えて話をしました。プログラミング初学者にはプログラマーという言葉のイメージはあっても、どこから手を出せばよいのか、どうやったら仕事につながるのかなどが分からず二の足を踏むケースもあります。

「プログラマーになりたいのであれば、“今すぐできること”から挑戦してみましょう。プログラマーは今目の前・手元にあるパソコンを使ってなれる職業。恐れずに一歩を踏み出すことが肝心です」

 

できることから挑戦する。一歩を踏み出してみる。最後までやりきる。これはプログラミングだけではなく、全てのものごとに共通することです。これからの人生においても大切なことのため、職員は強調して伝えていました。

 

 

スタートからゴールまでの手順を考えることや、解決するための思考法を伝授したあとは、プログラマーの実際の業務内容やITエンジニアの職種を解説。職員は「仕事としてプログラムに携わるためのとっても大切なこと」として「自分が楽しむこと」を挙げていました。

 

 

ここで質疑応答タイム。生徒からは以下の質問が寄せられました。

 

・プログラミングはいつからやっていますか?

・どうやったらプログラマーとして稼げますか?プログラミングの”何”が楽しいですか?

・までで一番直すのに苦労したエラーは何ですか?

・仕事と趣味をどうやって両立させているの?・勉強になるゲームはありますか?

プログラム関連の質問から趣味の話題まで、たくさんの話題が飛び交いました。

 

最後はゲームコーナー。出されたお題から5文字の単語の文字を当てるパズルゲームをしました。1回目で正解することは難しいため、試行錯誤を繰り返しながら正解を導き出していきます。どうやったら情報を取り出せるか、ゴールにたどり着けるか、その筋道を理解するために行いました。

 

 

イベント終了後、生徒たちはマイクラの同好会を立ち上げたり、サーバー制作に取り組んだりと、“今すぐできること”に早速チャレンジ。職員の話が活動のモチベーションになったようです。

 

N中等部では、さまざまな形でマイクラを使った取り組みを行い、生徒の学びにつなげています。今後も生徒の好奇心や意欲を刺激する授業・イベントを行っていきます。

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