N中等部ブログ
【大宮】N中等部のことはじめ〜新生活の目標を決める〜
春は心機一転、新たなスタートを切る季節です。新生活がはじまるタイミングで、新しい目標を立てる方も多いかと思います。今回はN中等部の“ことはじめ”についてお話します。
少し前になりますが、N中等部では2022年の年明け最初の授業で、週5コース・週1コース(※1)の生徒が書き初めを行い、新年の抱負を綴りました。
※1 N中等部通学コースは週5日・週3日・週1日の3つの通学スタイルを用意しています。
書き初めと言っても、毛筆や半紙を使う一般的な書き初めではありません。「Adobe CC」(※2)内の「Adobe Illustrator」を使って表現しました。
※2「Adobe CC」はアドビ株式会社が提供する「Illustrator」(デザイン・レイアウトソフト)、「Photoshop」(デジタル画像編集ソフト)、「Premiere Pro」(動画編集ソフト)などのクリエイティブツールを全て使うことができるサブスクリプションライセンス。N/S高生に続き、2021年4月からN中等部生も無料で利用できるようになりました。ニュースから詳細をご覧いただけます。「N中等部でもAdobe Creative Cloudが無料で利用可能に」
まずは、進学するまでに取り組みたいこと・完成させたいこと、意気込み、日常で習慣化させたいこと、新年を迎えての決意など、2022年の理想を思い描きます。
その後、類推的思考(似ている物ごとからヒントを得て発想する思考法)を使って既存の漢字にアレンジを加えたり、オリジナル漢字を考えたりしながらIllustratorで創作漢字をつくっていきました。
細部までこだわりながら、色、形、文字のイメージ、アウトラインを調整して完成!
創作漢字完成後、グループに分かれて文字のコンセプトを発表しました。聞き手は「色づかいが内容とマッチしてる」「文字の形がパソコンの画面にも見える!」など具体的にフィードバック。作品をしっかりと考察した上で感想をもらい、発表者の生徒たちもうれしそうな表情を浮かべていました。
作品はキャンパス内に展示しました。抱負を文字や形で表現したことでより心に刻まれ、意識することができたのではないでしょうか。
また、大宮キャンパスではものづくりの目標を立てる時間もつくりました。
題して「ものづくり宣言」。プログラミングTA(ティーチング・アシスタント)にものづくりにおいて目標を持つことの大切さを教えてもらいながら、今年度中(2022年3月まで)に制作したいものを考えました。
また、N中等部のものづくり授業は以下のサイクルで行っていることについても改めて説明。
1.「考える」
・目標を設定する
・手順を作成する
2.「作る」
・試行錯誤する
・質問する
3.「改良する」
・共有し議論する
・人の作品から刺激を受ける
「今日は何をしようかな?」と断続的に考えるのではなく、最初に中期的な目標を設定することで、そのあとの「作る」「改良する」作業が充実していきます。目標を持つ重要性を確認した上で、生徒たちは自分の目標を考えました。
目標を立てたことで、ものづくりに対するモチベーションが高まった様子。その後提出した「ものづくりプラン」(※3)の内容がより具体的になっていました。
※3 プログラミングの授業のはじまりに、その時間に取り組むジャンル・やること(目標)・進捗状況を記入するもの。
自分で目標を決め、新生活やものづくりに取り組んでいる生徒たち。時には迷うこともあるかもしれませんが、そんな時は新年に立てた目標を思い出して、自分の背中を押してあげてください。
本年度も充実した1年になりますように。