N中等部ブログ
【新宿】【講義紹介】21世紀型スキル学習
協働トレーニング「collaboratory」の紹介
今回のブログでは、21世紀型スキル学習の中の、協働トレーニングのパート「collaboratory(コラボラトリー)」を紹介します。
「collaboratory」は、Collaboration(協働する)とLaboratory(実験室)の造語で、コラボレーションについて実験的に学んでいく講義です。今回は「観る力」について学んだ全5回の講義をご紹介します。
第1回目の講義
スポーツやゲームなど、身の回りにあるコラボレーションの例をあげて「なぜコラボレーションが必要なのか」を学びました。
第2~4回目の講義
「競争心が強い」「楽しい人だと言われる」などの質問に答え、自分のコミュニケーションタイプを診断しました。
診断結果は生徒がイメージしやすいように「戦士タイプ(行動的でエネルギッシュ)」「冒険者タイプ(アイデア豊富で創造力がある)」「僧侶タイプ(人をサポートすることを好む)」「魔導師タイプ(データを集めて、分析する)」と、ロールプレイングゲームのキャラクターを用いて解説しました。
次に、それらのキャラクターのタイプの分析結果を参考に、自分のコミュニケーションにおける得意な分野、不得意な分野や、「(自分には)このように接して欲しい」などの項目を整理したあと、生徒同士で"自分のキャラクター"を紹介し合いました。
第5回目の講義
お互いのキャラクターを理解した上でグループごとに分かれ、レゴブロックを積み上げる課題に取り組みました。
先陣を切ってレゴを積み上げる生徒、倒れないように支える生徒、それを見守りながら「右に傾いてるよ」とアドバイスする生徒。役割分担をしながら、それぞれが自分の強み、得意なことを生かして取り組んでいる姿が印象的でした。
最後の振り返りでは
・自分の感じる“心地よい”と相手の感じる“心地よい”は違うということを知ることができた
・自分が「こうして欲しい」と思っていることを相手に伝えられて安心した
といった感想があり、生徒にとって「協働」についての理解を深められた講義になったようでした。