N中等部ブログ
【ネットコース】ネットコース生の1日をのぞいてみよう!

ネットコースの生徒は、オンラインの特性を生かして自分のペースで学びながら、思い思いの時間を過ごしています。
今回は4名の生徒に、授業のある日の学園生活について教えてもらいました。
■1日のスケジュール
「朝は少し早く、6時に起床しています。日中は趣味のイラストを描いたり、動画を見たりゲームをすることも多いです。Minecraft(※1)は授業でも使うので、好きな人が多い印象です。また、Slack(角川ドワンゴ学園で仕様しているコミュニケーションツール)でメッセージのチェックなどもします」
「授業のあとは食事をして、夜8時30分には就寝しています。朝起きる時間は自分のペースで決めているので、朝が苦手な人は昼食前に起きる人もいるようです。長時間PCに向かうと疲れるので、休憩中に1ブロック程度の距離を軽くランニングしてくることもあります」
(K.Hさん/Y.Oさん)
※1ブロックを設置して遊ぶものづくりゲーム。素材をもとに建物や家具などを作り、ブロックを組み合わせオリジナルの世界を構築していく。近年、プログラミング教育・情報教育・協同学習などの教材として使用されることも多い。
■授業前の過ごし方
「授業のある日もない日も同じように過ごしていますが、授業の直前だけは予定をあけて、スケジュールにゆとりをもたせています。80分前にはGoogleカレンダーで時間割りを確認したり、GoogleClassroom(※2)で配布された課題を見たりしています」
「ノイズを気にせずいつでも発言できるようにと、ビデオ会議システム「Zoom」につなぐ前は周りの環境音を整えています」
(Y.0さん/Y.Tさん)
※2 Google Classroomとは、Googleが学校向けに開発したWebサービス。課題の作成、配布、採点をサービス上で行うことができ、教師と生徒間でペーパレスに共有できる。
■オンライン授業開始
「授業のクラスは、昼と夕方の2つの時間帯があり選ぶことができます。中学校へ登校してから参加する人は夕方クラスを選ぶことが多いようです」
「授業開始前には、はじまりの会があり、メンターやTA(ティーチング・アシスタント)の方たちの自己紹介や、イベント告知の時間などがあります。また、ミニLT(※3)というコーナーがあって、立候補すれば誰でも、推しのキャラクターやゲームや本、音楽など、クラスのみんなと共有したいことについて熱く語ることができるんです」
「はじまりの会の最後に、気持ちを落ち着かせて授業に集中するために、マインドフルネス(集中力、学習能力、ストレス軽減などが期待できる呼吸法)の時間を取っています。授業だけでなく、普段の生活でもマインドフルネスを活用するようになりました」
(Y.Tさん)
※3 「LT」とは「Lightning Talk(ライトニングトーク)」の略で、5分程度の短いプレゼンテーションを指します。ミニLTでは1分程度の時間を設けています。
「はじまりの会のあとは、授業に集中しています。授業中に質問したり意見を言ったりするときは、マイクオンで直接話すより、チャットで発言することが多いです。ただ出すタイミングが難しくて、私はまだうまくできていません」
「グループに分かれてワーク行うときは少人数になるので、チャットではなくマイクで積極的に話すことも。相手がうまく話せる場作りも学んでいるので、ファシリテーション・スキル(グループワークでの物事などを円滑に進めるスキル)が向上したように感じています」
(K.Hさん/Y.Oさん)
■授業が終わってから
「授業のあとは、基礎学習(オリジナル学習アプリ「N予備校」を使った英・数・国の学習)や、プログラミング学習の課題の続きに取り組むことが多いです。プログラミング学習の授業では、3DCG制作ソフトのBlenderや、アドビのPhotoshop、Premiere Proなどのツールが使いこなせるようになりました」
「N中等部には宿題がないので、協働作業がある課題は、授業時間の中ですべて解決しています。PBL(プロジェクト学習)のワークショップは難しいテーマが多いのですが、大学生や社会人のTAさんがいっしょに解決方法を考えてくれるので楽しみながら学んでいます。PBLの授業で学んだことから、新しくはじめた取り組みもたくさんあります」
(Y.Kさん/K.H)
※4 昨年度からN中等部では「Adobe Creative Cloud」を使ったものづくりを行っています。Adobe CCは、アドビ株式会社が提供する「Illustrator」(デザイン・レイアウトソフト)、「Photoshop」(デジタル画像編集ソフト)、「Premiere Pro」(動画編集ソフト)などのクリエイティブツールを全て使うことができるサブスクリプションライセンスです。N/S高生に続き、4月からN中等部生も無料で利用できるようになりました。ニュースから詳細をご覧いただけます。
オンライン授業でも、スタッフや仲間とマイクで話したり、チャットで話したりとコミュニケーションを取る機会がたくさんあるようですね。生徒たちのICTスキルやコミュニケーションスキルが高まっているとも感じます。
今後も生徒の皆さんのリアルな体験を積極的に発信していきます。