N中等部ブログ
【江坂】未知の世界を想像・構築し、思考力向上を目指すプロジェクト
「異世界プロトタイピング」の全貌公開!
こんにちは、N中等部江坂キャンパスです。
今回は週5日コース(※1)の生徒たちが8月25日(木)から9月22日(木)まで取り組んだ、全12回の授業「異世界プロトタイピング〜未知を起点に理想の姿を表現しよう〜」についてお話したいと思います。
※1 N中等部通学コースは週5日・週3日・週1日の3つの通学スタイルを用意しています。
聞き馴染みのない言葉なので、はてなマークが浮かんでらっしゃる方もいるかもしれません。本授業は、株式会社BIOTOPEの協力のもと「SFプロトタイピング」という思考法を学ぶプロジェクトです。「SFプロトタイピング」とは現在の状況からアイデアを発想するのではなく、制約を外した「もしもの世界」を考えることで自由で新しいアイデアを発想、表現することを目指す考え方のこと。「現実(リアル)」を起点にアイデアを発想するのではなく、制約を外した「もしもの世界(フィクション)」から想像をふくらませることで、思考の枠を広げていきました。
異世界の科学技術(サービス/アイテム)、そこに住まう人々、社会課題を発想・表現することで、いつもとは違う角度からアイデアを生み出す練習をしていきました。
授業は、テーマの基盤となる“異世界の設定”をするところからスタート。
普通に考えてしまうとリアルに近づいてしまうため、まずは「どうしても異世界に持っていきたいもの・欠かせないもの」を考えました。例えば、スマートフォン、食べ物、水、ペットなど、アイデアを洗い出します。
そして、取り上げたものが「どうして大事なのか」をブラッシュアップしました。
その次に異世界で活躍しそうな「モノの名前」を造語していきました。
生徒たちからバラエティに富んだユニークな造語が上がり、、メンターもワクワクしました。
ここから、自分の異世界の設定を考えます。造語した言葉を手がかりに、異世界の科学技術をスケッチで表現していきました。
自分の“好き”と科学技術をかけ合わせた斬新な発想が、スケッチによってさらに具現化されていきます。
悩みつつも、楽しみながら、自分だけの異世界を構築していく生徒たち。時にはディスカッションしながら、深く考えたり、笑い合ったり。周りの人の言葉に耳を傾け、自分の構想を精緻化し、オリジナリティあふれる世界が次々と生まれていきました。
以下の画像は、2名の生徒による最終成果物です。異世界の科学技術の機能や詳細をまとめ、課題についても言及しました。
その後、キャンパス発表会を開催。MacBookをモニターにつなぎ、生徒たちの前に立ってプレゼンテーションを行いました。趣向を凝らした表現方法で、自分のアイデアを堂々と発表しました。
約1ヶ月超の長期間にわたってのプロジェクトでしたが、思考力を向上させる有意義な時間となりました。