N中等部ブログ
【江坂】朝の「はじまりの会」を紹介
～マインドフルネスやブレインストーミングも～
7月から一斉登校が再開となりました。分散登校は終了となりましたが、これまで通り、生徒の安全確保及び3密を避けることなどに十分配慮し、適切な対策を講じた上で授業を実施していきます。授業は引き続き、ビデオ会議ツール「Zoom」を活用してオンラインで行うため、自宅から授業を受けることも可能です。
N中等部では、学習に向かう前に「はじまりの会」を行っています。毎朝、約30分のなかで、グランドルールの確認、マインドフルネス(集中力、学習能力、ストレス軽減などが期待できる呼吸法)、アイスブレイクワーク、1日の予定確認をしています。
今回は、江坂キャンパスのはじまりの会の様子をご紹介します。
「おはようございます！」
教職員の第一声が画面を通して響きます。キャンパスの生徒たちは一緒に声を出し、オンライン通学の生徒はチャットであいさつを交わします。
続いては、意識を「今」に向けて呼吸をすることで、リラックス効果や集中力向上などの効果が期待されているマインドフルネス。学習後に行う「おわりの会」にも取り入れています。
「ゆっくり目を閉じましょう。口から大きく息を吸い込んでください」
「注意が逸れた場合は、ゆっくりと意識を呼吸に戻しましょう」
生徒たちからは、「ふぅー」という、呼吸をゆっくり吐く音が聞こえてきます。チャットには「Zzzzz」と眠りそうになることをアピールする生徒も。静かな環境で意識を整えていきます。マインドフルネスタイムのあとは、心なしか、生徒の表情がスッキリしているように感じます。
次はアイスブレイクワークです。アイスブレイクワークのお題は、教職員が考え、毎日変わっていきます。この日のワークは「文字入れクイズ」。
文字入れクイズとは、空白のブロックに同じ文字を入れて、単語を完成させていくゲーム。。例えば、問題が「◯んぶん◯」なら、正解は「しんぶんし（新聞紙）」です。
下記の問題「◯ちゅ◯」です。何が入ると思いますか？
チャットで多かったのは「う」で宇宙。その次に多かった解答が「N」でした。ブロックに入る文字が同じ文字ではありませんが(笑)、N中とは、うまいですね！
次のお題は「とら◯ぽり◯」。
一番多かった回答は「とらんぽりん」。だんだんコツを掴んできた生徒たち。普通に答えるだけでは物足りなくなったようで……。
「トランポる」「トラスト」「トライポリン」……と、答えがわかっていてもあえて外して、言葉遊びで楽しむ生徒たち。「とら対ポリス」には「うまい！」と拍手が起こりました。
この日はクイズ形式でしたが、普段、21世紀型スキル学習のプログラムで学んでいるブレインストーミング（ディスカッションして新しいアイデアを生む手法）の成果もあってか、生徒たちは、ひらめきをつなげ、新しいアイデアを生み出すスキルに長けています。生徒たちの発想力には、目を見張るばかりです。
最後は1日の予定確認。当日の授業の内容を見ながら、日誌に今日の目標を書き込みます。
「久しぶりに登校したので少し緊張気味だけど、今日は真面目に授業受ける」「二次方程式を理解出来るように、もう一回勉強し直す」
日誌に書き込まれた言葉から、学習に対する意欲がうかがえます。日誌は目標や感想を書き込むものでもあり、“ 振り返り”のためのツールでもあります。振り返りは、自分の頭の中が整理され、次の行動につながる取り組み。この大切さも、はじまりの会で伝え続けていきたいと思います。
日誌の記入が終ると、生徒たちの「ありがとうございます！」という元気な声が響きます。ウォーミングアップを終え、そのまま授業へ進んでいきます。
はじまりの会について、生徒からは「先生たちの姿を見られたので、今日も頑張れそうです」「先生たちの反応が見ていて楽しかった」などの感想が寄せられています。
キャンパス通学の生徒も、オンライン通学の生徒も、気持ちよく学びに向かえるような活動を心がけていきます。
