N中等部ブログ
【新宿】プロジェクトN始動!コマ撮り動画でN中等部を紹介しよう
N中等部通学コースでは、6月7日(月)から約3週間、課題解決型プロジェクト学習「プロジェクトN」を実施しました。
プロジェクトNとは、N高等学校・S高等学校の通学コースで2018年から行っている課題解決型授業の総称です。さまざまな企業や官公庁と連携し、生徒が実際の社会の課題の解決に挑戦してきました。
2020年10月には社会的な価値が優れた物事に送られる「グッドデザイン賞」を受賞しています。
通学コースの生徒は、「21世紀型スキル学習」で学んだスキルのアウトプットの場としてプロジェクトNに取り組みます。
第一弾の短期プログラムでは、動画制作ツール「Adobe Premiere Rush」(※1)を活用してコマ撮りアニメーションを制作しました。
※1 スマートフォンやパソコンで高品質ビデオを撮影、編集、共有が可能なオールインワンのビデオ編集アプリ。今年度からN中等部の生徒は無料で使用できます。 ニュースから詳細をご覧いただけます。「N中等部でもAdobe Creative Cloudが 無料で利用可能に」
今回は新宿キャンパスの生徒たちの様子を紹介します。
初回プログラムのテーマは「Adobe Premiere RushでN中等部を紹介するコマ撮りアニメーションを作ろう」
これからN中等部に入学する方や、N中等部に興味がある方々が、さらに関心を持ってくれるような動画を目指しました。
動画作成は以下のルールで行いました。
・時間は5秒から最大15秒まで
・1秒間に30枚の画像まで使用可能
・Adobe Premiere Rushの標準機能で使えるエフェクト、テキストの挿入はOK
・音楽は著作権クリアした素材かフリー素材を使用
N中等部の好きなところ、N中等部生活での自身の成長などを考えながら、動画のテーマを定めていった生徒たち。
「オシャレでカラフル」「自由な場所」など、さまざまなテーマが上がっていきます。
テーマが決まったら、絵コンテを作成。頭の中にあるストーリーを書き起こし、動画の設計書に見立てました。
絵コンテが完成したら、コマ撮りのもととなる画像の準備に移ります。キャンパスのお気に入りスポットを撮影したり、人形などの備品を添えたり。Googleスライド(※2)やデジタルイラストをスクリーンショットを撮る生徒もいました。
※2 N中等部の授業で活用している、Google社が提供する無料のスライド作成ソフト。スライドの作成、編集、共同作業を無料で行うことができる。
少し目線を変えるだけで、普段見慣れた場所やモノも新鮮に映るものです。
他の生徒の表現方法にインスピレーションを受けながら、全員で撮影を楽しんでいました。
画像の準備も終わり、いよいよAdobe Premiere Rushを使ってコマ撮り動画を作成に入ります。
指定された時間内に収まるように画像1枚あたりの表示時間を調整したり、メッセージをテキストで加えたりと、さまざまな機能をフル活用。
生徒同士で操作方法を教え合う姿も見受けられ、21世紀型スキル学習で学んだ協働スキルや思考スキルが制作に活かされていました。
作品完成後はキャンパスでの発表会に挑みます。新宿キャンパスでは10人程度のグループに分かれ、動画と合わせて、苦労した点やこだわりのポイントなどをスライドにまとめて紹介しました。
発表が終わると生徒たちから大きな拍手が送られ、お互いにポジティブな感想を伝えていました。
プログラムの最終日は、授業の締めくくりとして、N中等部の全キャンパスをオンラインでつないだ合同発表会(※3)を開催。各キャンパスの代表の生徒が、作品のコンセプトや制作する上での思いなどをスライドで発表します。
※3 合同発表会の様子と生徒の作品はN/S高の公式twitterからもご覧いただけます。
中継場所となった新宿キャンパスには、プロジェクトNの制作チームのスタッフが駆けつけました。
さらに、アドビ株式会社、エデュケーションエバンジェリストの方にもお越しいただき、生徒たちの作品にフィードバックをいただきました。
それぞれのキャンパス代表だけあって、どれも見ごたえ十分! スピーチを聞いていた生徒たちから自然と拍手が起こります。
アドビ株式会社のエデュケーションエバンジェリストの方からの講評には発表者のみならず、参加していた生徒も真剣な表情で耳を傾けていました。
生徒たちは作品を作れたこと、アウトプットできたことに達成感でいっぱいの様子。一方で、ストーリーがうまくまとまらなかったり、テーマ決めに迷ったりと、自身の壁にぶつかりながら、作品づくりに取り組んでいた生徒もいました。
限られた時間の中で作品の完成を目指した過程は今後の糧になっていくはずです。
10〜12月にはプロジェクトNの長期プロジェクトを控えています。それぞれのスキルを活かし、楽しみながら取り組んでほしいと思います。