N中等部ブログ
ネットコース初のリアルイベント、フィールドワーク大盛況

2021年12月、N中等部ネットコース初となるリアルイベント「フィールドワーク」を開催しました。場所は埼玉県の西武園ゆうえんち(以下、西武園)です。
本イベントは、ネット上で知り合った仲間たちと交流を図ることが大きな目的です。
普段ネットコースの生徒たちは、ビデオ会議システム「Zoom」やSlack(角川ドワンゴ学園で使用しているコミュニケーションツール)を活用して、オンラインで交流をしています。コロナ禍の影響でオフラインでのイベントが難しい状況が続いていたため、生徒同士直接対面できる貴重な機会となりました。
また、グループワークを通して、21世紀型スキル学習などで学んでいるチームビルディング(互いに個性を認め合いながら共通のゴールを目指すチームとなるための取り組み)や、合意形成(他者の意見を尊重しつつ自分の意見を伝え、最終的に案を一つにまとめる)の素地を養うことも目的としています。
フィールドワークは
・事前学習
・フィールドワーク(西武園へ)
・事後学習
という流れで行いました。それぞれの模様をお話します。
■事前学習
事前学習・事後学習はZoomを活用しオンラインで行いました。まずは一緒に西武園をまわるグループのメンバーをメンター(教育スタッフ)が発表。
ブレイクアウトルーム(ひとつのミーティングから複数のセッションに分かれること)で各グループに分かれ、当日使用するビンゴゲーム用のミッションの内容をディスカッションしながら決めていきました。
ミッションの条件は「当日達成できること」「楽しめること」のふたつ。お互いにアイデアを出し合い、さまざまなミッションを考えていきます。突然の顔合わせに緊張気味の様子でしたが、話し合いを通して少しずつ打ち解けていきました。
■フィールドワーク当日
西武園に集合すると、画面越しで交流をしていた生徒たちが笑顔で挨拶。「本当に実在したんだ!」という不思議な感覚の中で会話が交わされる光景は、ネットコースならではないでしょうか。
その後グループに分かれ、ビンゴカードを片手にフィールドワークがはじまりました。
西武園には話題のゴジラ・ザ・ライドや、昭和の熱気あふれる「夕日の丘商店街」、アトラクションなど盛りだくさん。
ミッション達成を目指しながらさまざまなアトラクションに乗ったり、ご飯を食べたり。
特に古き良き時代の街並みを再現した商店街は生徒にとって刺激に溢れていたようです。
老舗の雰囲気ただよう駄菓子屋や八百屋に立ち寄ったり、ポン菓子を食べたりしながら「昔はこんなものがあったんだ!」「美味しい!」と驚きの声が上がっていました。
商店街でのエンターテインメントショー では、住人たちの個性あふれるパフォーマンスに目が釘付けに。中には住人に誘われて一緒に踊っている生徒もいました。
どのグループも交流を楽しみながら、和やかなひとときを過ごしていました。
■事後学習
西武園での思い出をカタチにするため、後日オリジナルポスターの制作を行いました。テーマは「自分だけの楽しさあふれる西武園ポスター」。現地で取った写真を「Adobe Photoshop」(※1)や、Google スライド(※2)で文字を入れたり、合成したり。
※1 アドビ株式会社が提供する「Adobe Photoshop」(画像編集アプリケーション)などのクリエイティブツールを全て使うことができるサブスクリプションライセンス「Adobe CC」をN/S高生に続き、4月からN中等部生も無料で利用できるようになりました。ニュースから詳細をご覧いただけます。「N中等部でもAdobe Creative Cloudが無料で利用可能に」
※2 N中等部の授業で活用している、Google社が提供する無料のスライド作成ソフト。スライドの作成、編集、共同作業を無料で行うことができる。
自分たちで撮影した写真を編集してまとめていく作業は、西武園の思い出をいっそう濃いものにしたようです。
作ったポスターはSlackでシェア。自分自身や仲間が作ったポスターを見て「楽しかったね!」という声が溢れていました。
他にも、生徒たちからは以下のような感想が寄せられました。
・貴重な体験ができて、とても楽しかった!
・ネットでしか話したことのないひとと会う経験はなかなかないと思います。友だちと直接会えてうれしかったし、楽しかった。また参加したいです
・これからもリアルイベントの企画をしてほしい
ネット上でやりとりしていた仲間と直接会うことができて、お互いへの理解もより深まったようです。